神戸NEWｓ

中高年の人に突然起こる激しい頭痛の代表的疾患にくも膜下出血がある。

激しい頭痛と吐き気、嘔吐で発症し、意識障害をきたすこともある。

頭痛の程度はこれまで経験したことがない金づちで殴られたような

と表現される場合が多くある。

くも膜下出血の原因の大部分、７～８割は脳動脈瘤の破裂によるものである。

脳は表側から軟膜、くも膜、硬膜という三つの膜に覆われている。

軟膜とくも膜の間をくも膜下腔といい、脳脊髄液が流れていて、

脳の大きな血管も走行している。

脳動脈瘤のほとんどは脳の大きな動脈の分岐部にできる血管の瘤状のふくらみです。

脳動脈瘤は血管壁が脆弱化していて、破裂するとくも膜下腔に出血する。

このようにくも膜下出血は主に脳のすき間に起こる出血なので、

結果として脳圧が上昇し、髄液の循環障害を引き起こす。

発病した患者の三分の一くらいは思い後遺症を残すか、

死亡するという注意すべき病気である。

今日、このくも膜下出血で巨人のコーチである木村拓也さんが

お亡くなりになりました。

まだ30代だと言うのにほんと残念ですね。

ご冥福をお祈りします。


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